出場チーム紹介

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女子出場チーム

キューバキューバ [CUB]

FIVB世界ランキング10位(世界最終予選枠[北中米])
連続出場ストップの危機 平均年齢21.8歳のヤング軍団が女王復活を担う

1990年代に黄金時代を築いたキューバ。オリンピックでも1992年バルセロナ、1996年アトランタ、2000年シドニーと3連覇を果たしている。しかし、21世紀に入ると世界のトップから遠ざかり、2008年北京オリンピック(4位)以後、大幅な若返りを図ったが効果を上げているとは言えない。オリンピック北中米予選でもドミニカ共和国に1-3で敗れ、6大会連続出場が断たれる危機にある。チーム平均年齢は21.8歳。チームの得点源は21歳のパラシオス。北中米予選決勝ではチーム最多の24得点をあげている。他にスターティングメンバーとしてヒエル、サラス、カスタニェダ、ベテラン(26歳)のサントス、主将のシリエらが予想される。

日本日本 [JPN]

FIVB世界ランキング3位(開催国)
3大会連続の予選突破へ ディフェンス力を武器に目標は1位通過

FIVB世界ランキング3位の日本は高さやパワーでずば抜けたものはないが、リベロ佐野優子を軸とする卓越したレシーブ力と、経験豊かなセッター竹下佳江のトスワークを武器とした精度の高いバレーが持ち味。エース木村沙織らも着実に成長しており、2009年に就任した眞鍋政義監督の下、2010年の世界選手権では銅メダルを獲得した。2011年のワールドカップは4位に終わったが、ブラジル、アメリカといった強豪にも勝利しており、今大会は1位通過を目標に掲げる。ミドルブロッカーをはじめとしたコンディション調整の部分が成功すれば、“日本オリジナル”のバレーはさらに高い次元で完成に近づき、オリンピック本戦を見据えた戦いも展開できるはず。

韓国韓国 [KOR]

FIVB世界ランキング13位(アジア大陸予選枠)
主砲キム・ヨンギョン健在 速さ、強さ、正確さを備え2大会ぶりの出場を目指す

2008年北京オリンピックでは出場を逃した韓国。チームの中心は、いまや“アジアの大砲”に成長したキム・ヨンギョン。「100年に一人の逸材」と言われ、2010-11シーズンはJTマーヴェラスを初のV・プレミアリーグ制覇へ導き、トルコリーグに移籍した昨シーズンはMVPを獲得。アタッカーとしての評価は高まるばかりだ。また、もう一人の得点源であるサウスポーのファン・ヨンジュ、190㎝のキム・セヨン、2011ワールドカップでベスト・リベロに輝いたナム・ジヨンら攻守に人材がそろっている。目標に掲げてきた「速いプレー、強いサーブ、正確なサーブレシーブ」を実現して、2大会ぶりの出場権獲得へ激しい闘志を燃やしている。

ペルーペルー [PER]

FIVB世界ランキング17位(世界最終予選枠[南米])
かつての南米女王 堅い守備とコンビバレーで3大会ぶりのオリンピック出場を目指す

1960年代に故・加藤明氏が監督に就任し南米の王者に成長。1980年代には、1982世界選手権準優勝、1986年同大会3位、1988ソウル・オリンピック銀メダルと輝かしい歴史を築いた。1990年代、ブラジルの台頭により南米の2番手チームに後退。2000年代はベネズエラ、アルゼンチン等と2番手争いを繰り返している。2010年、パン・アメリカンカップでキューバに次ぐ準優勝で、1994年以来のワールドグランプリ出場を決定。昨年の同大会では最下位に終わったが、今回の南米大陸予選でも準決勝でコロンビアを下して決勝進出。決勝ではブラジルに敗れたが、南米2位の地位を確保している。27歳のベテラン、M.ウリベ、20歳の新鋭オルティスを中心にした攻撃陣で、2000年シドニー以来のオリンピック出場を狙う。

ロシアロシア [RUS]

FIVB世界ランキング7位(世界最終予選枠[ヨーロッパ])
ワールドカップ不出場 最終予選に回るも決して侮れない高さと強さ

ガモワにメルクロワといった2m超の長身選手は健在で、2010年の世界選手権では金メダルを獲得したが、ディフェンス面で貢献できる若手が思うように成長しておらず、その後は低迷、厳しい状況が続いている。2011年ワールドカップは出場権を逃したほか、今年もヨーロッパ予選で敗れ(3位)、最終予選でのオリンピック切符獲得を目指しているものの、ソコロワやコシェレワといった主力が万全なコンディションでコートに立てる見込みは薄い。ただ、ベテラン頼みの戦いとなっても、ロシアはロシア。名前だけで相手を威圧する存在感とともに、そびえ立つブロック、“ここぞ”の場面での勝負強さ、スパイク打点の高さが他チームの脅威となることは間違いない。

セルビアセルビア [SRB]

FIVB世界ランキング6位(世界最終予選枠[ヨーロッパ])
力強さと高さを備える欧州の新興バレー強豪国 2大会連続出場を目指す

昨年のヨーロッパ選手権を制するなど、近年の躍進によって各国のマークもきつくなる中、今回のヨーロッパ予選ではオランダ、ロシア、ポーランドに競り負けてまさかの7位。FIVB世界ランキング6位が幸いして、最終予選にオリンピック出場の望みをつなぐこととなった。チームは故障者のコンディション調整が悩みの種で、ラシッチら若手メンバーにも期待のかかる状況となっている。先日まで日本でも2人が活躍していたが、JTマーヴェラスにいたブラコチェビッチの奮起は重要なカギのひとつ。今大会では、日本の舞台に慣れた強みを生かし、得点源としての役割を果たしたい。一方、NECレッドロケッツでプレーしたモルナルは故障からの復帰を急ぐ。

タイタイ [THA]

FIVB世界ランキング12位(アジア大陸予選枠)
アジア三強に肉薄する成長 多彩なコンビバレーで オリンピック初出場へ準備は整った

中国、日本、韓国のアジア三強に肉薄する力を確実につけてきているタイ。好セッターのトムコムを起点に展開される多彩なコンビバレーが特徴。ミドルブロッカーのティンカオ、エースのクントーン、主将のアピヤポンと攻撃陣も粒ぞろいだ。自国開催だった2007年アジア選手権で3位に入り自信をつけると、2009年大会では初優勝。昨年のワールドグランプリでもキューバを2度破り、イタリアともフルセットの接戦を展開し、初のファイナルラウンド進出を果たしている。ワールドカップや世界選手権でも国際大会の経験を積み、いよいよ初のオリンピック出場へ準備は整っている。

チャイニーズタイペイチャイニーズタイペイ[TPE]

FIVB世界ランキング28位(アジア大陸予選枠)
平均年齢23歳の若さとジュニア時代から築き上げてきた自信が武器

大学バレーの名門・嘉悦大を指導してきた坂口憲政氏が2006年にジュニア監督に就任し、組織的な強化を図ってきた。チームは2007年アジアユース4位、2008年アジアジュニア準優勝、2009年世界ジュニア5位と直実にレベルアップ。2009年には坂口氏がシニアチーム監督に就任し、手塩にかけてきた選手たちと世界を目指す体勢が整った。昨年、地元で開催されたアジア選手権でも5位と健闘。チームの平均身長173㎝と小型チームだが、堅い守備からのコンビバレーが持ち味。チームの得点源は21歳と伸び盛りの陳菀婷を中心に、ベテランのトウ,エンミン、ゴ,カジュウ、サイ,インホウがそつのない攻撃を見せる。平均年齢23.8歳の若いチームだけに、勢いに乗れば初の五輪出場権獲得も夢ではない。

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