出場チーム紹介

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男子出場チーム

オーストラリアオーストラリア[AUS]

FIVB世界ランキング22位(アジア大陸予選枠)
高さとパワーは迫力満点!ヨーロッパ型バレーで挑み、4年前の雪辱を期す

チームとしての歴史は決して浅くないが、本格的には2000年のシドニーオリンピックに向けて強化が進み、その後にアジアの強豪としての地位を固めてきた。アジア枠ではあるが、オセアニアに位置しており、体格的にはヨーロッパに近いため、大型の選手たちが展開するパワーバレーが持ち味。アジア選手権では2007年に初優勝を飾っている。昨年の同大会では日本(5位)を上回ったが、韓国に敗れての4位に終わった。得点源は、身長198㎝ながら跳躍力を生かした高さが光るエース、ロシア生まれのユーディン。身長207㎝の若き壁、ジンゲルらのブロックにも要注意である。22位というFIVB世界ランキングの数字以上の力を秘めた国だ。

中国中国 [CHN]

FIVB世界ランキング10位(アジア大陸予選枠)
開催地代表だった北京に続く3度目の五輪出場を狙う若きアジアの長身軍団

強豪のイメージが強い女子に比べて、中国の男子バレーはそこまでの存在感を放っているわけではない。過去、オリンピック出場は1984年ロサンゼルス(8位)と前回の北京(5位)の2回のみ。それでも現在のFIVB世界ランキングは10位と、日本(15位)を上回るアジアのトップチームである。昨年のワールドカップではポイントゲッター陳平の途中負傷もあって1勝(11位)にとどまったが、その陳平はまだ22歳。198㎝の司令塔、李潤銘も22歳であるほか、伸び盛りの若手が一丸となった時の実力はある意味で未知数と言えよう。経験では劣るが、高さでは日本を上回るライバル。その戦いぶりは非常に気になるところ。

イランイラン [IRI]

FIVB世界ランキング12位(アジア大陸予選枠)
頭角を現した新アジア王者オリンピック初出場へ!名将ベラスコの采配に注目

2010年世界ジュニア選手権で優勝した若手を中心に頭角を現してきたイラン。昨年のアジア選手権では、かつてイタリア男子の黄金時代を築いた名将ベラスコが指揮を執り、中国を下して初優勝。一躍、“アジアの雄”へ躍り出た。続く2011年ワールドカップでは順位こそ9位だったが、セルビア、ポーランド、アルゼンチンといった世界の強豪を下し注目を集めた。ザリニがチームの得点源で、ミドルブロッカーのナディはワールドカップのベスト・ブロッカー2位を記録。若手とベテランがバランスよく組み合わされたチーム構成も特徴だ。初のオリンピック出場へ向け、チームの士気は上がっている。

日本日本 [JPN]

FIVB世界ランキング15位(開催国)
2大会連続の五輪出場へ!4年間のチーム作りが結実。真価を示す龍神NIPPON

昨年はアジア選手権で5位、開催国として出場したワールドカップでも10位に終わるなど、世界トップとは近年やや水を開けられているものの、主将の宇佐美大輔ら、前回の北京オリンピックを経験したメンバーが多数残っているのは大きな強み。大黒柱に成長したエース清水邦広は3月末に足の手術をしているだけに、回復具合が気にかかるところだが、福澤達哉や米山裕太といったアウトサイド陣は攻撃の精度、スピードともに向上している。カギの1つとなるのはディフェンス。ブロックの高さで諸外国に劣るという弱点を克服し、バックのレシーバーたちと密に連係を取りながら、サーブレシーブを含めて粘り強いバレーを展開できれば勝機は広がってくる。

韓国韓国 [KOR]

FIVB世界ランキング20位(アジア大陸予選枠)
3大会ぶりの五輪出場へ!チョン・ガンインら若手陣が成長

1970年代以降、中国と共に“アジアのライバル”として、日本としのぎを削ってきた韓国。しかし、ここ10年は低迷が続いている。オリンピックには2000年シドニー、世界選手権は2006年、ワールドカップは2007年を最後に出場できない状況だ。しかし、2011年アジア選手権で、日本、オーストラリアを下して銅メダルを獲得したのは好材料。20歳のチョン・ガンインはワールドリーグで国際経験を積み、韓国の主砲に成長しつつある。また、チェ・ホンスク、シン・ヨンスクの得点能力も高く、攻撃陣は強力だ。3大会ぶりのオリンピック出場にかける韓国の意気込みは強い。

プエルトリコプエルトリコ [PUR]

FIVB世界ランキング17位(世界最終予選枠[北中米])
カリブのバレー新興チーム。「小さな大エース」フィゲロアが得点源

2007年北中米選手権での銀メダル獲得が大きなステップアップにつながったプエルトリコ。続く2007年ワールドカップでは、アメリカ、スペインという強豪を下して6位となり、世界のひのき舞台で一躍、注目の存在に。2009年の北中米選手権でも銅メダルを獲得し、2011年にはワールドリーグ初参戦(16位)。徐々に北中米の上位チームに定着しつつある。得点源は183㎝の「小さな大エース」フィゲロア。バスケットボール選手の父と陸上競技選手の母を持ち、2人から授かった豊かなジャンプ力が持ち味。カナダとの北中米大陸予選準決勝では30得点を記録している。ベテランのサウスポー、ホセ・リベラ、海外経験の豊かなビクトル・リベラも健在で、初のオリンピック出場を狙う。

セルビアセルビア [SRB]

FIVB世界ランキング7位(世界最終予選枠)
昨年の欧州チャンピオン。着実に世代交代を図る中で新たな才能も多数

シドニーオリンピックで金メダルを獲得(当時はユーゴスラビア)してから、今年で12年。当時のメンバーのうち、昨年はミリュコビッチがヨーロッパ選手権のMVPを獲得し、ワールドカップでも強打を連発。32歳ながら存在感を示した。彼の攻撃力を引き継ぐほどの新たなエースはまだ登場していないが、ディグで抜群の能力を誇るロジッチら、現在のチームにもテクニックの光るメンバーがそろっている。柱となれる存在は、ブロック力に優れるミドルブロッカーのポドラスチャニン、アウトサイドのニキッチら。ヨーロッパの強豪国として、高さをあわせ持つのは当然ながら、いずれも若く、将来性豊かなメンバーと言える。

ベネズエラベネズエラ [VEN]

FIVB世界ランキング16位(世界最終予選枠[南米])
両ルイスを中心にその攻撃は破壊力十分!2回目の五輪へ、ハイタワーがさく裂か

既にオリンピック出場を決めているブラジルを除き、実質アルゼンチンとの一騎打ちとなった南米予選では、リーグ戦形式で直接対決に敗北。南米2位に終わり、最終予選出場となった。攻撃の中心は23歳の新鋭アリアス・ルイスである。主将、ディアス・ルイスやマルケスら身長2mを超えるハイタワーたちも高い打点から鋭いスパイクで得点を量産し、前回の北京に続く2回目のオリンピック出場を狙う。気がかりなのは、日本でもおなじみの豪腕エース、ゴメス。南米予選には出場しなかったが、先日の黒鷲旗では満足にプレーできなかったゴメスの来日はあるのか?また、そのコンディションは?カギを握る存在となるのか、興味深いところである。

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